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2009年11月04日

職場でのチョットいい話。

僕は普段は製造業の会社に勤めています。

僕の部署は精密機械のパーツを作っています。
ミクロ単位での検査に合格した物だけが商品になる、細かい仕事です。

パーツにはかなりの種類があります。
各商品の登録番号はとても長いので、類似品はまとめて総称で呼ぶことも多いです。

ハンガー、カマボコなど、形状をヒントにした呼び方が多くあります。




さて、最近の話です。
僕の作業領域のすぐ隣で、新しい製品の加工が始まりました。
また新しい名前が飛び交っています。




その製品の名は、ポコチン。




僕が普通に作業している隣で
真面目にポコチンというワードが飛び交います。

ふらっと上司がやってきて言います。

「M君、ポコチンの検査した?」

「まだです。」

僕は聞こえないフリをして、自分の仕事に励みます。





ポコチンは、製造の回転がとても速い製品です。
5分とかからず、ポコチンは完成されます。
相当数のポコチンが、毎日作られています。




今日、休憩所での出来事でした。
上司は作業員のM君に言いました。

「明日ポコチン170個ね!」

なんというカオス。
僕は小刻みに震える肩を強引にねじ伏せ
コーヒーをひとくち飲みました。


しかし僕も人間。
ついにシビレをきらし、M君に歩み寄り言ってしまいました。

「ポコチン見せて!」

残念ながら見ることはできませんでしたが、
M君も我慢していたようで、一緒に笑えました。
あたたかい気持ちになりました。

M君の優しさと、男社会の厳しさを胸いっぱいに受け止めた僕は
明日はもっと真面目に働こうと思います。
  
Posted by AKIRA at 21:15Comments(6)